廃棄物から資源へ
RPF (Refuse Paper & Plastic Fuel)
産業廃棄物のうち、紙くず、木くず、繊維くず、廃プラスチックを原料とした、高カロリーな固形燃料。
化石燃料の代替えとして大きなメリットがあります。
特徴
1日の生産能力は約31トン。破砕機や成形機を組み合わせ、短時間で効率的な処理を実現しています。
また、用途に合わせ最適な成形サイズに調整が可能となっています。
RPFの流れ
主な廃プラスチック類
- ポリエチレン (PE)
包装用フィルム、買い物袋、ビニールケース、部品箱等。 - ポリプロピレン (PP)
結束ひも、お菓子の包装等。 - ポリスチレン (PS)
家電製品のボディ、食品用トレイ、発泡スチロール等。 - ポリエチレンテレフタレート (PET)
ペットボトル(清涼飲料水や酒類の容器)、衣料用の繊維等。 - ポリカーボネート (PC)
AV機器、携帯電話、コピー機等のボディ等。 - ナイロン
合成繊維。 - アクリル
レンズ。 - ポリウレタン
自動車のシート、クッション材、断熱パネル等。
な紙類
- 特殊紙
加工紙、ラミネート紙、紙製容器、アルミ蒸着紙、カーボン紙等。 - ロール状損紙
切り落とし紙、フィルム類等。 - 紙製容器包装
容器包装リサイクル法における分別基準適合物。
主な木材類
- 建設廃材
建設現場から発生する廃材木等。 - パレット
- 梱包用木箱
主な繊維類
- 衣類
- 合成繊維
製造工程
RPFのメリット
排出事業者にとってのメリット
- 埋め立て処分していた廃棄物が新たな資源(RPF)としてリサイクルが可能
- 社会的責任の向上
- 廃棄物が資源に変わることによる循環型社会への貢献
処分業者にとってのメリット
- 埋め立て処分量の抑制
- 廃棄物が資源に変わることによる循環型社会への貢献
使用者にとってのメリット
- 化石燃料(石炭・石油等)の使用削減によるCO2削減
- 廃棄物からできた燃料を使用することによる循環型社会への貢献